川崎重工業株式会社様への訪問レポート

 先日、なんと川崎重工業株式会社様にご招待いただき、Kawasaki Robostageに訪問いたしました。

 今回はその様子をレポートしていきます!

 

Kawasaki Robostageとは

 東京・お台場にある川崎重工業株式会社によるロボットのショールームです。

 ヒューマノイドロボットや、医薬・医療向け、また自動車車体のスポット用のロボットなどが展示されています。ロボットを使った似顔絵の製作、VR体験などもできる施設です。

 

ロボット見学

 スタッフの方が温かく迎えてくださり、私たちの素朴な質問に丁寧に答えてくださいました。ショールームでは、ロボットの見学をした他、VR体験もさせていただきました!

 自動車車体のスポット用のロボットがシートを動かすという動きもしており、産業用ロボットの思いがけない使い道にびっくりしました。

 その他にも、実際に現場で使われているロボットの構造、動きを間近で観察することができ、とても興味深かったです。

 

川崎重工業様からのご説明

 ロボット見学を終えた後、川崎重工業の合田様が会社の説明や開発中のロボットの説明などをしてくださいました。

 川崎重工業は1896年に設立された、歴史が長い企業で、明治期には永代橋の建設や蒸気機関車の開発なども行っていたそうです。

 戦後からロボットの開発に取り組み、1969年に日本初の産業用ロボットの販売を開始しました。このロボットは油圧で動く大規模なもので、主に車体のスポットのために使われていたそうです。

 時間が経つとともにロボットも小型化し、現在ではスポット用のロボットは何本ものアームが一つの車体のスポットの作業に取り掛かることができるようになりました。

 川崎重工業はこの背景からアームの技術を武器として様々なロボットを現在でも開発しています。

 例えば、「Hinotori」は医療手術ロボットです。今までは医師が長時間患者の元で細かい作業を進めなければなりませんでしたが、ロボットを利用することで医師の負担を減らすことができるとのことです。また、人間よりも細かな作業が可能なので、患部の切開時などでも患者の体への負担が少なくなります。現在、遠隔操作の実験も進めているとのことでした。

 また、物流業界の労働力不足の問題を解決するため、「Vambo」は荷卸し・荷積みを担うロボットとして開発されました。これまではコンテナから荷物を取り出し、ベルトコンベヤに載せるという作業をすべて人の手で行ってきましたが、Vamboにより労働者の負担が大きく軽減されると予測されています。

 社会問題を解決するために、様々な種類のロボットの開発をされていることを知り、ロボットの力を借りることで、より多くの人が暮らしやすい明るい未来の実現につながると感じました。

 ロボット開発者たちの熱意や社会問題を解決しようとする姿勢を学び、よりロボット開発に対しての興味が湧きました。また、具体的な企業の取り組みのみでなく、開発の背景や進め方なども教えていただき、私たちのロボット制作のヒントになりました!就職に関してなど将来に対しての具体的なプランについて聞くことができたメンバーもいて、とても学ぶことの多い時間を過ごすことができました!

説明してくださいました!
hinotoriとVambo 
(引用)https://kawasakirobotics.com/jp/blog/story_17/
https://kawasakirobotics.com/tachyon/sites/3/2023/11/hinotori_2023-scaled.jpg?fit=900%2C506&zoom=2

 

 今回の見学では、社会で活躍するロボットについて、様々な視点で学ぶ事ができました。合田様、Robostageの皆様、ありがとうございました!

 今後も私たちのチームは前向きに活動していきますので、応援、よろしくお願いいたします!

投稿者プロフィール

yabusame technology

Tags:

Comments are closed

Latest Comments

表示できるコメントはありません。
PAGE TOP